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ぐるぐる台北
早起きしてでも食べたい!おこわ~林合發油飯店
今回の台湾女子旅でどうしても食べてみたかったのが林合發油飯店の「油飯(おこわ)」。お店があるのは、前に紹介した布屋さんがたくさん入っている迪化街の「永楽布業商場」というビルの1階(その時の記事はコチラ)。
事前にいろいろ調べてみると、このおこわ、あまりにも人気でお昼には売り切れることもあるらしく・・・それは!!と思って急いで行ってみたら、やっぱり列ができていたよ。
台湾では、男の子が生まれるとおこわなどをお祝い(内祝い?)に配る風習があるということで、このためのおこわなんだね(特別なお祝いバージョンがあるそうです)。意外と簡単な店構えだったけれど、目の前でおこわをほかほかと湯気を立てていて、その雰囲気だけでもテンションあがるー♪メニューはいくつかあったんだけれど、とりあえず「油飯(おこわ)」、1人前で45元。簡単な日本語メニューもあったので「指さし」で注文できたね。
油飯、と書いているからちょっと脂っこいのかな、くどいかな、と思っていたんだけれど、ぜーんぜん、そんなこともなかったよ。しいたけなどが入っていて、日本のおこわとはまた違う味付けなんだけれど、おいしくぺろりといただきました。お店の周りにはいすなどはなかったんだけれど、ビルの外の街路樹の周りがベンチみたいになっていて座れたので、そこでいただきました(お箸はついていました)。
ほかにも、鶏もものからあげ(65元)や味付けたまご(10元)があったので、次はこちらもトライしてみたいなー☆
この店は、「百年老店」にも選ばれているということなんだけれど、この「百年老店」、これから気にしてみよう♪地元に愛されるお店に出会えるかもだ!
「晋江茶堂」の客家料理は、ちょっとディープな味
アジアフォーカス福岡国際映画祭で、台湾映画「あなたなしでは生きていけない」を観ました。とってもいい映画で、最初から最後まで号泣。その映画の中で、「客家」(ハッカ)という民族の話が出てきて、「知ってるよ~~」と心の中でつい自慢した私(笑)。
というのも、台湾に行ったときに「客家料理」っていうのを食べたのです。「客家」とは、中国南部に暮らす漢民族で、台湾にもたくさんの人たちが住んでいます。その客家の伝統料理は、かなり独特な感じの料理だったなぁ。
お店の名前は「晋江茶堂」。MRT古亭駅から徒歩約5分で、夕方になるとぼうっとした灯りの中にひっそりと佇んでて、異国情緒たっぷり。日本人観光客もぽつぽつ来店しているみたいで、日本語メニューがありました。店内には、親戚みたいな感じのノリで地元の人がわいわいと飲み食いしていました。
食べたのは、7品ついて500元(日本円で1500円!安いです)のコース料理。15種類の料理の中から2種類の主菜を選び、シェフが主菜に合った副菜を2種類選ぶというシステム。それに麺かご飯、スープ、デザートがつきます。料理の中でおいしかったのは「檳榔の花の炒め物」(180元)。食材も珍しく、さっぱりとした炒め物でした。
この青々とした炒め物「蓮根の炒め物」(150元)。蓮根って書いてあるんだけど、豆苗のよう。台湾って、メニューの表記と実際の素材が違うことってよくあるのよね。この料理もシャキシャキとしてて、適当に脂っこくて、おいしかったです。日本人好みの味ですね。
こちらは「豚の大腸の揚げ物ニンニク味」(250元)。実を言うと、これは失敗だったかな。肉の臭みを香草で消してあるのだけど、やっぱり臭みが…。「大腸」だもんなぁ。
客家が来客をもてなすときに出すという「擂茶」も味わってみました。私たちが自分で作るんだけど、なかなか面白かった。すり棒で黒ゴマ、白ゴマ、落花生を細かくなるまで砕いて、甘みのある緑茶とウーロン茶を混ぜたらできあがり。とろっと甘くて香ばしかったですよ。
かなり独特な料理だったけど、台湾映画を観たせいもあって、その味はとっても懐かしく、暖かく感じられるっていうか。四川料理とか北京料理とか有名料理は日本でも食べられるけど、客家料理ってたぶん日本では食べることできないと思う。ちょっとディープな台湾を味わうことができたのかもな。
【お店データ】晋江茶堂
晋江街1号
02-8369-1785
営/11:00~14:30、16:30~21:00
休/日曜
・アクセス
MRT古亭駅から徒歩5分。
なぜか2度目はうまかった。「金峰魯肉飯」
MRT中正紀念堂駅から徒歩2分。南門市場のすぐ隣にあるこの店の看板メニューは、甘辛く煮た豚肉をご飯の上に乗せて食べる「魯肉飯」。屋台感覚で気軽に食べられる、地元でも人気の庶民の味。
甘辛いタレがご飯に沁みてウマ~イ。カジュアルな雰囲気は、日本で言えば牛丼といったところ。お茶碗くらいの小さな丼なので、ペロリと食べられます。価格も小サイズで25元と格安(日本円でなんと約75円)!
筍の煮物とか、青菜の炒め物とか、春雨スープとか、お惣菜もたくさんあって(こっちも20~30元で安い!)、ちゃんとした朝ごはんやお昼ごはんにもなります
私が最初に食べた台湾料理がこの魯肉飯だったんだけど、実を言うと、「うん?なんだこの味?」って感想でした。撮った写真もなんだかボケてたし(笑)。次に台湾に行ったとき、もう一回この魯肉飯を食べることになって、一緒に行ったぴのこさんに、「あんまり期待しない方がいいよ~」なんて言ってたんだけど…。
一口食べて、「おいしいよ~」とぴのこさん。
私も食べてみて、「あれ。全然おいしい!(笑)」と私。
なぜか2度目はとってもおいしかったのです。1度目はなんだったんだろ??
…ということで、自分なりに分析をしてみたんだけど、1度目に一緒に頼んだスープがいけなかったんじゃないかと。
頭髄湯っていう牛の頭かなんかが入ったヤツで、「珍しいし、食べてみよう」と頼んだんだけど、肉の臭みがきつくて、かなりディープな味だったんだよな…。その印象が強かったのかも?と思うのです。
↑コレが頭髄湯。
冒険しすぎはいかんですな。
【お店データ】金峰魯肉飯
羅斯福路一段10号-2
02-2396-0808
営/8:00~翌1:00
休/なし
・アクセス
MRT中正紀念堂駅から徒歩3分。MRTの南門市場の出口より出ると、南門市場の先にあります。
台湾の豚足は激ウマ!!「富覇王猪脚」
肌の老化と闘う40代としては、美肌によい食べものには目がありません。豚足はコラーゲンたっぷりだし♪と、食べ歩いているうちに、すっかり大好物に。でもねぇ…。当たり外れがあるんですよ。豚足ってけっこう。臭みが残っていたり、肉が硬かったり。
台湾でも「豚足」があると聞き、「やった!」と喜ぶ反面、「いや、待てよ。臭いかも?」とちょっとだけ躊躇。思い切って食べてみると、
おぉ!これは!激ウマです!!
醤油風味のタレでじっくり煮込んだ豚足は、臭み全然ナシ。箸を入れると骨と身がほろりと崩れ、口の中ではとろッとろ。あぁ…、シアワセ。豚足好きにはたまらない美味しさ…。白ご飯の上に乗せて食べるのが台湾流ということで、白ご飯に甘辛い豚足をどっかり乗せて、ぱくり。これがまた、ご飯に合うんだなぁ。台湾に来てヨカッタ~~!なんて、オダさんみたいに叫びたい気分でした(笑)。
店名にもある「猪脚」とは「豚足」のこと。その漢字さえも美味しそうに感じられます。地元でも人気店のこのお店には、80元(240円くらい)の豚足弁当もあって、午前11時の開店当初から、お客さんがずら~りと並んでいました。うーん、お弁当も食べてみたい!
お店で食べる豚足は、太もも80元、すね50元。
すねは日本で食べている豚足と同じ部位のよう。
ちなみに一番上の写真は太もも、真ん中の写真はすねです。
お店の場所は、松江路の「四平陽光商圏」という商店街の中にあります。
近くには六福客棧というホテルがあるので、目印にして行ってみて。
日本の豚足好きの皆さん、
台湾に行ったら「猪脚」を食べないと損ですよ!!
【お店データ】富覇王
南京東路二段115巷20号
02-2507-1918
営/11:00~20:00
休/日曜
・アクセス
MRT松江南京駅から徒歩3分
食べてみ、B級グルメ!「阿宗麺線」
- 2009-08-24 by しょうこ
- 食べる ( 麺・粥・庶民料理 ) , エリア ( 台北駅~西門町~龍山寺 )
- コメント: 0
台湾初日、第一発目に食べたものって、やっぱり印象に残りますよね。
私の場合、もとは屋台で今はB級グルメの王者として君臨する西門町の
「阿宗麺線」の麺でした。
この麺は、エノキ茸みたいに細くてぶつぶつっと短く切れているのですが、
これがあんかけタイプになっているため、店で使っているプラスティック製の
薄っぺらいレンゲでは思うようにすくえないのが現実。
これはもうすくって食べるのではなく、少し冷えるのを待って流しこんだ
方が早いのではないかと、そんなことを思いました。
あ、パクチーが苦手な人は、6人ほどいる「阿宗メンズ」に
注いでもらう時、いりませーん!とジェスチュアと熱い視線で訴えれば大丈夫!
調味料コーナーをどう利用するかは、あなたの想像力しだい。
新たな味覚を作り出してみてはいかがでしょう?(やりすぎに注意)
さて講釈ばかりたれている場合ではありません。
この麺、意外とお腹にたまるんです。
なので、現地の人たちに混じって、地べたに座り込み、
覚悟を決めて望むのがベスト。
最後まで食べきった時には、多少寒くたって、額にうっすら汗が
うかんでいることでしょう。
【お店データ】阿宗麺線
峨嵋街8之1号
02-2388-8808
営/11:00~22:30(金・土・日曜~23:00)
休/なし
http://www.ay-chung.com/
・アクセス
MRT西門駅から徒歩3分
※忠孝店、士林店もあり
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