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ぐるぐる台北
台湾の街並みを見て…
台湾は、亜熱帯気候。なので、夏はすっごく暑いし、春もきっと暖かい!…はずと思っていたんだけど、春は意外に肌寒かった。春、台湾に行くときは、ちょっと厚手の上着を着ていくか、カーディガンを一枚多めに持っていくことをおすすめします。
けれども、やっぱり亜熱帯気候だからでしょうか。緑はとっても濃かった。道路に植えられた緑は、春でもふさふさと葉っぱを伸ばしてました。大きな通りに大きな木がたーくさん並んでて、眺めてるだけですごく気持ちよかったですよ。窓から緑を眺めながらお茶を飲むこともできるカフェもあったなぁ。
中山北路にある「ザ・ワン」というカフェの2階の窓から、こんな景色が見えます。
写真の黄色い車はタクシー。タクシー料金はすごく安い。日本の5分の1くらいかな。初乗り1.25キロで70元(約210円)。って言ってもあんまりわからないですね。ホテルから台北市内の観光地には、大体100元前後で行けたっけ。車は右側通行なので、乗るときにちょっととまどってしまったことも何度かありました。でもタクシーの運転手さんはみんなとっても親切。
台湾の街に建っている建物は古いものが多いんだそうです。ほとんどのビルは、軽く40~50年は経っているとか。地震が多くないのかな? 日本では古いビルはどんどん取り壊されているせいか、情緒のある古い建物がとっても興味深かった。なんだか、歴史を感じさせるっていうか。街に深みを感じさせますよね。
あれいちゃんがスクーターのことを書いてたけど、そうなんですよ。通りにはほんとにスクーターが多くて、女子も男子も、老いも若きも、すごく大勢の人がスクーターに乗ってる。そして、その半数以上の人がマスクをしてる。排気ガスを防ぐためなんだろうけど、そのマスクがとってもカラフルなんです! 女の子はピンクとか、花柄とか、イチゴ柄とかあって、すごく面白い。日本にはないですよね。ちょっと欲しいかも…。
「晋江茶堂」の客家料理は、ちょっとディープな味
アジアフォーカス福岡国際映画祭で、台湾映画「あなたなしでは生きていけない」を観ました。とってもいい映画で、最初から最後まで号泣。その映画の中で、「客家」(ハッカ)という民族の話が出てきて、「知ってるよ~~」と心の中でつい自慢した私(笑)。
というのも、台湾に行ったときに「客家料理」っていうのを食べたのです。「客家」とは、中国南部に暮らす漢民族で、台湾にもたくさんの人たちが住んでいます。その客家の伝統料理は、かなり独特な感じの料理だったなぁ。
お店の名前は「晋江茶堂」。MRT古亭駅から徒歩約5分で、夕方になるとぼうっとした灯りの中にひっそりと佇んでて、異国情緒たっぷり。日本人観光客もぽつぽつ来店しているみたいで、日本語メニューがありました。店内には、親戚みたいな感じのノリで地元の人がわいわいと飲み食いしていました。
食べたのは、7品ついて500元(日本円で1500円!安いです)のコース料理。15種類の料理の中から2種類の主菜を選び、シェフが主菜に合った副菜を2種類選ぶというシステム。それに麺かご飯、スープ、デザートがつきます。料理の中でおいしかったのは「檳榔の花の炒め物」(180元)。食材も珍しく、さっぱりとした炒め物でした。
この青々とした炒め物「蓮根の炒め物」(150元)。蓮根って書いてあるんだけど、豆苗のよう。台湾って、メニューの表記と実際の素材が違うことってよくあるのよね。この料理もシャキシャキとしてて、適当に脂っこくて、おいしかったです。日本人好みの味ですね。
こちらは「豚の大腸の揚げ物ニンニク味」(250元)。実を言うと、これは失敗だったかな。肉の臭みを香草で消してあるのだけど、やっぱり臭みが…。「大腸」だもんなぁ。
客家が来客をもてなすときに出すという「擂茶」も味わってみました。私たちが自分で作るんだけど、なかなか面白かった。すり棒で黒ゴマ、白ゴマ、落花生を細かくなるまで砕いて、甘みのある緑茶とウーロン茶を混ぜたらできあがり。とろっと甘くて香ばしかったですよ。
かなり独特な料理だったけど、台湾映画を観たせいもあって、その味はとっても懐かしく、暖かく感じられるっていうか。四川料理とか北京料理とか有名料理は日本でも食べられるけど、客家料理ってたぶん日本では食べることできないと思う。ちょっとディープな台湾を味わうことができたのかもな。
【お店データ】晋江茶堂
晋江街1号
02-8369-1785
営/11:00~14:30、16:30~21:00
休/日曜
・アクセス
MRT古亭駅から徒歩5分。
なぜか2度目はうまかった。「金峰魯肉飯」
MRT中正紀念堂駅から徒歩2分。南門市場のすぐ隣にあるこの店の看板メニューは、甘辛く煮た豚肉をご飯の上に乗せて食べる「魯肉飯」。屋台感覚で気軽に食べられる、地元でも人気の庶民の味。
甘辛いタレがご飯に沁みてウマ~イ。カジュアルな雰囲気は、日本で言えば牛丼といったところ。お茶碗くらいの小さな丼なので、ペロリと食べられます。価格も小サイズで25元と格安(日本円でなんと約75円)!
筍の煮物とか、青菜の炒め物とか、春雨スープとか、お惣菜もたくさんあって(こっちも20~30元で安い!)、ちゃんとした朝ごはんやお昼ごはんにもなります
私が最初に食べた台湾料理がこの魯肉飯だったんだけど、実を言うと、「うん?なんだこの味?」って感想でした。撮った写真もなんだかボケてたし(笑)。次に台湾に行ったとき、もう一回この魯肉飯を食べることになって、一緒に行ったぴのこさんに、「あんまり期待しない方がいいよ~」なんて言ってたんだけど…。
一口食べて、「おいしいよ~」とぴのこさん。
私も食べてみて、「あれ。全然おいしい!(笑)」と私。
なぜか2度目はとってもおいしかったのです。1度目はなんだったんだろ??
…ということで、自分なりに分析をしてみたんだけど、1度目に一緒に頼んだスープがいけなかったんじゃないかと。
頭髄湯っていう牛の頭かなんかが入ったヤツで、「珍しいし、食べてみよう」と頼んだんだけど、肉の臭みがきつくて、かなりディープな味だったんだよな…。その印象が強かったのかも?と思うのです。
↑コレが頭髄湯。
冒険しすぎはいかんですな。
【お店データ】金峰魯肉飯
羅斯福路一段10号-2
02-2396-0808
営/8:00~翌1:00
休/なし
・アクセス
MRT中正紀念堂駅から徒歩3分。MRTの南門市場の出口より出ると、南門市場の先にあります。
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