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2009-08

We Love BIKE! 台湾はスクーター天国

食の話に触れる前に、どうしても真っ先に書き記したいこと…それが台湾の地に降り立って、初めて受けた衝撃のこの風景。ご存知の方もいるかもしれませんが、台北の街を堂々占拠するのは・・・そう!ザ・スクーター軍団!!族と見まごうばかりの圧巻の光景に、心の中で「車はいずこ〜」と叫んだ初日の午後でした。
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聞けば、台湾では車よりも断然利用者が多いそうで、タイプも見た目のカッコいいバイクよりも何よりも「スクーター命」なのだとか。足元に荷物を置けたり、簡単に2〜3人乗りできるという理由から(!?)。ちなみに自転車に乗る人はほとんど見かけません。お国柄ですね…。
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そんなわけで、スクーター乗車時のお洒落といえば身に付けるアイテムに限るってことで、街を歩けば、ところどころに色とりどりのヘルメット屋さんが!フルフェイスが多いみたいですが、ヘルメットに負けじとカラフルなマスクを愛用している人もいたりします。
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ある時、敦化南路にある高級フルーツパーラー「百菓園」に向かう途中のこと。遭遇した一軒のメット屋さんの店内を何気なく観察しながら通り過ぎようとした瞬間・・・(もちろん二度見)!!
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ブヒッ!
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犬でも猫でもウサギでもない、なぜだかそこにはブタさんの姿が…。ブタをペットにするのも台湾ではごく普通のことなのかと驚いていると、現地の人でも足を止めて物珍しそうに眺めていたので、そんなわけでもなさそう。2頭いて、店のお兄さんは「シスター」と言っていたので、姉妹なんですかね。

ちなみに、たったいま気付いたんですが、よ〜く見ると足の爪にショッキングピンクのペディキュアがお洒落に施されているではないですかー!可愛がられてるようで、よ、よかった…。

そんなスクーター絡みのよもやま話でした。
(“軍団”も滞在最終日を迎える頃には、すっかり見慣れます)

台湾の豚足は激ウマ!!「富覇王猪脚」

20090825-1251186749.JPG肌の老化と闘う40代としては、美肌によい食べものには目がありません。豚足はコラーゲンたっぷりだし♪と、食べ歩いているうちに、すっかり大好物に。でもねぇ…。当たり外れがあるんですよ。豚足ってけっこう。臭みが残っていたり、肉が硬かったり。

台湾でも「豚足」があると聞き、「やった!」と喜ぶ反面、「いや、待てよ。臭いかも?」とちょっとだけ躊躇。思い切って食べてみると、

おぉ!これは!激ウマです!!
20090825-1251186847.JPG醤油風味のタレでじっくり煮込んだ豚足は、臭み全然ナシ。箸を入れると骨と身がほろりと崩れ、口の中ではとろッとろ。あぁ…、シアワセ。豚足好きにはたまらない美味しさ…。白ご飯の上に乗せて食べるのが台湾流ということで、白ご飯に甘辛い豚足をどっかり乗せて、ぱくり。これがまた、ご飯に合うんだなぁ。台湾に来てヨカッタ~~!なんて、オダさんみたいに叫びたい気分でした(笑)。

20090825-1251186911.JPG店名にもある「猪脚」とは「豚足」のこと。その漢字さえも美味しそうに感じられます。地元でも人気店のこのお店には、80元(240円くらい)の豚足弁当もあって、午前11時の開店当初から、お客さんがずら~りと並んでいました。うーん、お弁当も食べてみたい!

お店で食べる豚足は、太もも80元、すね50元。
すねは日本で食べている豚足と同じ部位のよう。
ちなみに一番上の写真は太もも、真ん中の写真はすねです。

お店の場所は、松江路の「四平陽光商圏」という商店街の中にあります。
近くには六福客棧というホテルがあるので、目印にして行ってみて。

日本の豚足好きの皆さん、
台湾に行ったら「猪脚」を食べないと損ですよ!!

【お店データ】富覇王
南京東路二段115巷20号
02-2507-1918
営/11:00~20:00
休/日曜
・アクセス
MRT松江南京駅から徒歩3分


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豆花の美味しさに目覚めた「騒豆花」

東區のMRT國父紀念館駅近くのユナイテッドホテルの裏手に、延吉公園というちいさな公園があります。そのお隣にある小さなお店「騒豆花」(75元)。台北で豆花が食べられるお店はたくさんあるけれで、ここの手作り豆花は絶品!初めて訪れたのは、4月の初旬。季節はまさにイチゴとあって、豆花も「草苺豆花」をいただきます!見た目もとってもかわいらしいし、これがめちゃめちゃうまい!イチゴと豆花とのバランスが絶妙なのです。

草苺豆花

そして、ちょっと肌寒いときには、温かい豆花もおすすめ。店名と同じ「騒豆花」(35元)。落花生と生姜の豆花は、あたたかくて、ほっとする味。これもまたおいしー。それに、100円ちょっとという価格も魅力。

騒豆花

公園のすぐそばとあって、公園を眺めながら、ゆっくりとくつろぐことができます。東区の中心地からはちょっと離れているけど、ここまで来る価値はあるなーと。

騒豆花外観騒豆花から眺める延吉公園

また、夏に訪れた際は、「芒果豆花」(75元)がオススメ。芒果とはマンゴーのこと。かき氷に、豆花にと、マンゴーはいろんなデザートが。こっちもマンゴーがごろごろと入っておいしかった!夜、10時過ぎまで開いているので、食後のデザートにもぺロッといけちゃいます。

芒果豆花

【お店データ】騒豆花
延吉街131巷26号
02-8771-8901
営/12:30~22:30
休/日曜
・アクセス
MRT國父紀念館駅から徒歩5分


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食べてみ、B級グルメ!「阿宗麺線」

20090824-1251101870.jpg台湾初日、第一発目に食べたものって、やっぱり印象に残りますよね。
私の場合、もとは屋台で今はB級グルメの王者として君臨する西門町の
「阿宗麺線」の麺でした。

この麺は、エノキ茸みたいに細くてぶつぶつっと短く切れているのですが、
これがあんかけタイプになっているため、店で使っているプラスティック製の
薄っぺらいレンゲでは思うようにすくえないのが現実。
これはもうすくって食べるのではなく、少し冷えるのを待って流しこんだ
方が早いのではないかと、そんなことを思いました。

あ、パクチーが苦手な人は、6人ほどいる「阿宗メンズ」に
注いでもらう時、いりませーん!とジェスチュアと熱い視線で訴えれば大丈夫!
調味料コーナーをどう利用するかは、あなたの想像力しだい。
新たな味覚を作り出してみてはいかがでしょう?(やりすぎに注意)

さて講釈ばかりたれている場合ではありません。
この麺、意外とお腹にたまるんです。
なので、現地の人たちに混じって、地べたに座り込み、
覚悟を決めて望むのがベスト。
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最後まで食べきった時には、多少寒くたって、額にうっすら汗が
うかんでいることでしょう。

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【お店データ】阿宗麺線
峨嵋街8之1号 
02-2388-8808
営/11:00~22:30(金・土・日曜~23:00)  
休/なし
http://www.ay-chung.com/
・アクセス
MRT西門駅から徒歩3分
※忠孝店、士林店もあり


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アレイプロフィール

ぐるぐる台北&台湾たべまくり隊メンバー
アレイ@前田亜礼

飼い猫ソラとお酒を愛するのんびり屋ライター。バー巡りに、旅中で出会ったユニークな人やモノ……台北のディープなネタもお届け。

1973年大分県生まれ。福岡市在住フリーライター。雑貨・インテリアなどの暮らしま わり、音楽や食、手仕事に関する雑誌や本の取材・執筆を手がける。

「arei*sunnyday」http://arei.sunnyday.jp/blog/

うたこプロフィール

ぐるぐる台北&台湾たべまくり隊メンバー
うたこ@野田紗池子

お酒も、スイーツも、両方大好きなライターです。激辛メニューも得意なので、今回は本格四川料理にチャレンジ!エステも楽しみましたよ。

1964年福岡県八女市生まれ。福岡市在住のフリーライター。グルメや住まいなど、地元出版の本を中心に、編集・ライティングを手がける。

しょうこプロフィール

ぐるぐる台北&台湾たべまくり隊メンバー
しょうこ@小坂章子

好物は、甘味と珈琲、鶏の唐揚げと小学生レベルですが、いつもの自分を打破したいという変身願望を内に秘めているフリーライター。

1974年長崎県壱岐市生まれ、福岡市在住。著書『徒然印度』『福岡喫茶散歩』『九州喫茶散歩』(書肆侃侃房)。現在、『福岡路地裏散歩』完成を目指し、路地をうろつく日々を送る。

徒然印度福岡喫茶散歩九州喫茶散歩

「路地裏喫茶日記」http://www3.coara.or.jp/~bungaku/rojiura-new.html

ぴのこプロフィール

ぐるぐる台北&台湾たべまくり隊メンバー
ぴのこ@池田雪

書肆侃侃房のカフェ好きエディター。台北でもお気に入りのカフェを見つけました。食べるのも大好きで、おいしい小龍包を求めて、食べ歩きます!

1974年札幌生まれ。福岡市在住の編集者。共著『ぐるぐるプサン+済州島』(書肆侃侃房)。『香港で食べたい!』『台湾で食べたい!』(メイツ出版)の編集も手がける。

ぐるぐるプサン+済州島 香港で食べたい! 台湾で食べたい!

「つれづれcafe日記」http://www.kankanbou.com/cafe/

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